子供ってのは厄介だ。

子供って今使った言葉の意味はね、以下。


生物分類は人類で雌雄問わず。

生後まもなくからその後七年もしくはそれ以上生きてきた個体。

性器の周りに毛が生えておよそ五年後にその資格剥奪。


子供ってのは厄介なんだよね。

何でかって大人が知っている常識を知らないからだ。

だからこっちが新しい情報を新たにインストールしてやらなきゃいけない。


なんて


思うのはー、先生多分間違いだと思うんだ。

何が間違いかって、

それはまた日本語的な問題になってくるんだけども。


インストールしてやらなきゃいけない


ってこの言葉は多分間違いね。

十点満点で多分、部分点で三点くらい。


この「してやらなきゃいけない」ってのが、ミソ。

こっち側からの能動的、

言い換えれば子供側の受動的な意味合い。


引き篭もりっているでしょ。

いきなり話が変わったように感じるかもしれないけど。

あの子達さ、多分親がいつまでも「してやらなきゃいけない」って思ってやり過ぎたんでは。


確かにね。

確かに一番最初はあれこれインストールしてやらなきゃいけないよ。

言葉とか、作法とか。

でもさ、子供ってすげー興味津々だよね。

そうだよね?

だからある程度「してやった」ら子供は自分で走り出すんだよね。

そりゃあたまには間違った所に行って肥溜めとかに落ちるかも知れないさ。

落ちる前に軌道修正してやるか、

落ちた後に拾い上げてやるか、どうかしないといけない厄介さはあるかもね。


でもさぁ。


ある程度色々覚えて尚、

こっちからあれこれ更にインストールしてやろうってのは、

それはちょっと違うんじゃないかなぁ。

向こうがね、「インストールして」って言ってきたらいいけど、

それもなく「ほら、これもこれも」って差し出して、

下手すれば強引に詰め込もうとするのは、

アレはイカンナァ。

すこぶる見ていて感心しない。


なんだっけか。


そうそう。

早い話がエゴなんだよね、親の。

子供が物なんだよ。そういう親は。

で、途中で


「子供が反抗期になった こんなに遅く 恥ずかしい」


とか言う親も中には、いるんだろうね。

でもそれは「比較的潜在的に物として扱われてきた」子供が、

人間的な自由行動を欲求して現状を打破しようと頑張ってるだけじゃないの。

だよね。

いや間違ってるかな。

どうかなぁ。

これもあくまでケースバイケースだしなぁ。


「昔はあんなに言うこと聞いて可愛かったのに!」って、

そりゃ可愛いのはアンタ、自分でしょ。

自分の言うとおりになる子供が可愛いんじゃなくて、

それを見て満足する自分が可愛いんだろ。

なぁ?


『可愛い子には旅をさせよ』


この格言は、

個人的に凄く良いと思う。


じゃあこんなところで。

かいさーん。